- 絵本とコーヒーと。
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2016.10.21 Friday
こんにちは。
基本的に自分の予定の書き止めは、脳内で行っているため
手帳は買っても結局殆ど開くことはせず1年が終了するbossです。
しかし最近はさすがに予定把握にいっぱいいっぱいになってきているので、そろそろちゃんと使おうかしら。。。(もう10月下旬)
さて、昨日は「昼下がりの朗読会」でした。
これは、先月末の休業期間中に「やりたいね」とtomoと話していたことのひとつ。
当日は少数ながらもお客様に喜んでいただけたようで、よかったなと思っています。
そしてその時読んだ絵本が、私も大好きな1冊となった「ルリユールおじさん」という本で
もうその時点で満足というか。
ルリユール relieurとは、フランス語で「もう一度〜する/〜し直す」という意味のre-と、「(糸で)綴じる」という意味のlier、これら2つの単語を合わせた言葉であり、フランスでは記録に残っている限り16世紀末頃からルリユール(「綴じ直す人」)を名乗る職業が発生している。すなわちルリユールとは、劣化した書物の綴じ直しや、仮綴じ本の装丁を施す職人のことである。
(http://www.seinan-gu.ac.jp/gp/french_trip/2012/2572/)
そんなおじさんとアカシアの大好きな女の子のお話。
おじさんが子供のころ
ルリユールだった父から「良い手を持て」と言われました。
手の感触や感覚がルリユールにとって大事なことだということ。
ルリユールとなり、おじさんというよりかはもう少し年齢を重ねたころ自分に問いかけます。
「魔法の手を持てただろうか」と。
もし、興味が出た方はお知らせくださいね。
子どものころ寝る前に、母が絵本を読んでくれました。
そして、自分で読んだ絵本だってありました。
でも、圧倒的に覚えているのは読み聞かせてくれた本なんですよね。
ただ、あまりに小さいころだったために
その時のまだまだ引き出しの狭い感性と想像力
「おかしい」とか「たのしい」とか
「ソラマメが怖い」とか 笑 (私はいまだにソラマメの黒い所が苦手で少し怖い)
でも、大人になり当時の本を読んでみて「ああ、こういうことが書いてあったんだ」と
少しは増えた感性の引き出しを通して受け取るもの。
「こんなことを伝えたくて母はこの本を読んでくれたのかな」と深読みできたり。
大人の今だから感じられること
また開催する予定です。
ぜひ、全開の感性でイマジネーションを膨らませてみてください。
「職人」というのはきっとロースターもそうであり、
ではルリユールに必要なものが「魔法の手」だというなら
ロースターには何が一番必要なんだろう。
そんなことを思いつきました。
それぞれのロースターにより、考えも異なるでしょうが
私は「豊かな感性」なのかな、と思います。
色々なコーヒー豆に、ルーツに想像を膨らますこと
コーヒーを手に取るひとたちに想いを馳せること
言葉なき、声なきものにも耳を傾け、尊重と敬意を表すこと
そして、どんな喧騒の中でも、自分の中に静けさをもっていること
技術は経験とともに追いついてくると思うけれど
「感性」はなかなかそうはいかない。
少しくらい不器用でもいい!
上手に話せなくてもいい!!
なんて、私、自分を慰めてるようですが。。。
そして私の感性が豊かかと問われるとごにょごにょですが。。。
もしかしたら、甘い考えなのかもしれないけれど
そしていつか、私の考えも変わってしまうかもしれないけれど
それでも、そう思います。
さあ、最後に私が読もうと思っている本を紹介して
今日は終わりたいと思います。
学研 まんがでよくわかるシリーズ34「コーヒーのひみつ」
ごくり。
どんな秘密なんでしょう。
既にイラストの「ド●ール」カップが気になります。
それでは!
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